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日テレのドラマ「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった」を観ました。 第二次大戦中、オーストラリアの捕虜収容所で、日本兵捕虜が一斉蜂起した事件です。 結果として231名の死者が出て、オーストラリア兵4名が殺害されたそうです。 史実との乖離など賛否あると思いますが、ドラマとしては良く出来た作品だと思いました。 阿部サダヲ演じるファナティックな軍人がいい味出していました。 威勢のいいことを吹聴し皆を焚きつけた挙句、いざ決起となると、途端に腰抜けになってしまうあたり、そういうヤツっているよなーと思いました。 決起に賛同する小泉孝太郎の立場が一番理解できました。 軍人として出征した以上、「死」は前提としてあるわけであって。 現在も友軍が圧倒的な敵と懸命に戦っていると言うのに(しかも日本軍の場合には劣悪な補給体制のため、餓死や病死が多数だったというのがなんとも…)自分だけ満足な衣食住を与えられ、のうのうと生きているというのは「恥ずべきこと」だと思ってしまうから。 また、当時の平均的な日本人の心理として、それは自然な感情だったと思います。 一方で、大泉洋の立場も分かるのが複雑なところです。 「誰も自分から白旗を揚げたわけじゃない。精一杯戦って、弾も食うものもなく倒れているところを助けられただけじゃないか。生きてて何が悪いんだ」という主張もうなずけます。 切なかったのが、奇跡的に生還した小泉孝太郎が、死んだ大泉洋の奥さんに彼から託された手紙を届けに行くところ。 本当は伝えたかった。 「生きてふたたび妻と会いたい」と願っていた大泉の気持ちを託されたのに… 彼の家では「名誉の戦死」ということになっていたのです。 とうとう奥さんに手紙を渡せずに、「伍長殿は立派に戦い名誉の戦死を遂げられました」と告げる、孝太郎の涙目が印象に残りました。 大泉洋はバラエティ番組「水曜どうでしょう」のコミカルなインパクトが強かったのですが、年々、演技力が上がってきていると思います。 これからも注目していきたいと思いました。
by tetsu_waka
| 2008-07-09 00:19
| 映画
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